起業が主催して行う社葬の受付での注意点
2017年03月24日
企業の創業者や功労者などが亡くなった際に、企業が主催して行う葬儀のことを社葬と言います。より自由度の高い「お別れの会」や、企業と遺族が合同で行う合同葬もよくありますが、これも広い意味で同じといえます。普通の葬儀との違いは、施主が違う点です。葬儀の費用を負担し、運営の主体となる責任者が一般の場合では施主は遺族であるのに対し、社葬は故人の属していた企業になります。また、葬儀の目的も、より社会的な意味合いの強いものになります。
最高責任者が葬儀委員長です。当日は遺族到着時の先導をします。また故人の生涯を称え功績や経歴などを話すこともあります。その後、喪主に先立って焼香をします。出棺時には葬列の先導をする役割も担います。葬儀委員、運営本部、受付係、接待係、記録係と、様々な役割があります。当日の司会者は企業内からということも考えられますが、企業名や来賓の名前など失敗が許されないです。プロに依頼するのが、やはり最善の選択のようです。
受付は、参列者や会葬者への応対にあたり、お悔やみのことばや香典を受けたり、芳名録に記名してもらうため、丁寧で確実な対応が求められます。そのため取引先関係、業界関係、親戚・友人関係などに分けて設置するとよりスムーズです。また供花や弔電などが届いたら、運営本部に連絡し指示を仰ぐことも大切です。香典を辞退してあっても万一持参された方がいた際には、担当者は辞退の旨を丁寧に伝え、絶対に受け取ってはなりません。担当者に事前に話し、徹底させておきます。