社葬を行う上での知っておきたいポイント
2018年03月20日
葬儀においては参列した取引先と時間を掛けて話する時間は、基本的にないです。会社の経営者の交代、あるいは実務担当者の引き継ぎといった社葬においては顔見せくらいですので、社葬をした後の挨拶回りを利用することによって故人の有していた結び付きを強固にしていくことが不可欠です。
参列者名簿、あるいは名刺を整備して、参列のお礼といった名目の下、新たな形で対人関係を設けるために挨拶回りを実施します。単純な営業という形で回るよりも、お礼の挨拶回りですから、取引先の会社の代表や実務担当者に会いに伺いやすい状況といえます。
社葬においてラインナップしていた商品、あるいはサービスにつきましてはこうした挨拶回り時に対する布石で、参列に関してのお礼を言いつつ、そのような時も詳細を売り出すキッカケとなります。それに加えて、一般の葬式を行った場合は、喪中となりまして年賀状は発しません。
社葬のケースでは、会社組織として年賀状はどういうふうになるかと言いますと、喪家に関しては喪中でありまして年賀状を発しませんが、会社組織としましては喪中にならず、年賀状を出しても何の問題もありません。自分自身または相手方が喪中時に、お中元そしてお歳暮を贈っても妥当なのかといった意見があります。
四十九日が過ぎていくまで控えることも言われるケースがありますが、お中元、あるいはお歳暮はお祝い事ではありませんので、現実的には喪中に関係無しで贈っても良いとされています。ただし、喪中期間に贈呈する場合は、無地あるいは白い短冊で出したほうがよいと言われていますので、熨斗には気を付ける必要があります。