意外と知らない社葬と個人葬の違い

2017年08月23日
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社葬と個人葬の一番大きな違いは、喪主です。社葬では、喪主が会社組織やその代表となるのに対して、個人葬の場合には遺族が喪主となります。この違いによって、呼び名が変わっていると考えて問題はありません。ただ、それ以外にも色々と差はありますから、この際整理しておきましょう。

規模が全く違うというのもポイントでしょうか。社葬はお金をかけて、大きな会場を抑えてするのが一般的です。また、葬儀の様子が社会一般に公開されるのも普通です。参列者の数も多くなりがちですし、テレビカメラが入ることもあるでしょう。

新聞記者がカメラを持って入ってくることももちろんあります。社会的な意味合いが強い儀式なので、これは当然です。ときにはまったく関係のない人たちが興味本位で参加をすることもあります。逆に、個人葬はクローズドな環境で行われることが多いですよね。

もちろん、どのような葬儀にするかで程度は変わってきますが、テレビカメラが入ったり新聞記者がカメラを持って乗り込んできたりということは基本ありません。基本的には社会に対してもあまり開かれず、粛々と済まされるものですね。

葬儀はあまり派手にやるものではないというのが一般的な考え方になります。イベント的な性質を持つ会社主催の葬儀とはその点で一線を画しています。ただ、合同葬と言って、これら二つを一緒に行うこともあります。もちろんその場合には、両者には一切の差異がないことになります。